平成30年7月豪雨 オーラルピース災害被災地 歯磨き・口腔ケア支援プロジェクトについて

平成30年7月豪雨被災地に対する支援活動を本日より開始することにいたしました。
今回の災害により、120名を超える死者・80名の安否不明者、27万戸に及ぶ断水など、広範囲に渡って大きな被害が出ています ( 2018年7月9日22時時点)。
オーラルピースプロジェクトでは、平成30年7月豪雨において、地域団体や有志とともに連携し、断水と水のない環境による口腔ケアの難しさから、被災後の死亡数の増加が危惧される誤嚥性肺炎や感染症の予防、QOL維持を目指す活動を行ってまいります。
「水がなくても使える」・「口腔内を清潔にしながら飲み込んでも安全」なオーラルピース製品を、現地団体・プロジェクトメンバーとともに支援物資としてお届け、被災地での口腔ケア推進を行えればと計画しています。
この度の被災エリアは広範囲であり、オーラルピースプロジェクトの障害者施設、医療機関、販売代理店、生産工場も含まれ甚大な被害となっております。
九州大学の乳酸菌バイオテクノロジー研究により生まれ、生産や出荷等を障害者が担うオーラルピースがご被災の方々のお役に少しでも立てましたら幸いです。
〜現在の動き〜
1.各エリアの被災状況詳細などを情報収集中
2.支援物資の発送準備①
オーラルピースパートナー企業である歯科商社ヨシダ様の中四国支店(広島市・担当平川主任)を拠点とさせていただき以下を輸送。
・オーラルピース 本製品 3,000本
・オーラルピース ミニ包 6,000包
(以上概算で10万回の口腔ケア分、高齢者・障害者を優先)
*各配送会社は、西日本向け荷物の受け入れをストップしている状況(9日夕方)各運送業者への現状確認中、熊本震災支援プロジェクトと同様に独自配送を模索中。
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*11日ヤマト便にて発送完了
〜今後について〜
1.各エリアの被災状況詳細などを情報収集中
2.現地お届け、口腔ケア支援体制の構築
3.追加支援物資の検証

〜参考〜
「これまでの災害支援活動の概要」
https://oralpeace.com/tag/%E7%81%BD%E5%AE%B3%E6%94%AF%E6%8F%B4%E6%B4%BB%E5%8B%95
〜皆様にお願い〜
つきましては各地の現状とニーズを把握したく、情報をいただけましたら幸いです。
2016年の熊本震災時にプロジェクトメンバーの中村和夫氏(現在闘病中)が立ち上げてくれた以下のフェイスブックページを再び活用して情報共有を図れればと思います。
オーラルピース災害支援プロジェクトページ(ご参加をお願いします)
https://www.facebook.com/groups/1340169089333166/
この局面にそれぞれ自分たちのできることで力を合わせて立ち向かえられたらと思います。
多くの皆様のお力が必要です。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
オーラルピース災害How to口腔ケア災害時_2
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【災害・防災用の歯磨き・口腔ケア製品の選び方について】
災害時に実際使える歯磨き・口腔ケア製品は以下のスペックが必要とされます。
①「水がなくても使える歯磨き・口腔ケア製品」
断水などの状況に備えて、貴重な水がなくても使える歯磨き・口腔ケア製品であること。
「飲み込んでも安全な歯磨き・口腔ケア製品」
飲み込んでも安全な成分で、洗い流しが不要、飲み込んでも安全な歯磨き・口腔ケア製品であること。
「飲み込んでも安全な殺菌剤を配合した歯磨き・口腔ケア製品」
不衛生な状態での口腔内の細菌の増加は、誤嚥性肺炎・歯周病・虫歯・口臭の原因となるため、飲み込んでも安全な殺菌剤を配合した歯磨き・口腔ケア製品であること。
「保湿機能を有したの歯磨き・口腔ケア製品」
水がないことに加え、口腔内の乾燥は被災地での二次感染リスクを高めるため、保湿機能を有したの歯磨き・口腔ケア製品であること。
「合成殺菌剤などを含まず、生分解性が高く環境に優しい歯磨き・口腔ケア製品」
下水道が破壊された場合に備え、歯磨きの汚水による環境破壊を防ぎ、観光資源や美しい自然を守るため、合成殺菌剤などを含まず、生分解性が高く自然環境に優しい歯磨き・口腔ケア製品であること。
「通常使いしている、アウトドアでも使える歯磨き・口腔ケア製品」
いざというときに取扱説明書のページをめくっている余裕はない。いかに日常使いできるかが重要。また実際には備蓄や緊急時の取り出しは難しく、いざと言う時に洗面台から即座に持ち出せる、日常で使用している歯磨き・口腔ケア製品であること。特にデザインや機能が優れたアウトドア用品は、たまのお出かけやレジャーはもちろんのこと、日常生活の場でも思った以上に活躍する。
「3年間保存できる一般の歯磨き・口腔ケア製品」
備蓄する場合、薬事法上どの歯磨き・口腔ケア製品も3年は保存でき使用も効果も問題ないが、最低数年ごとのチェックは必要。どの製品も3年後の次の日から使えなくなるわけではないが、劣化要素も加味して、買ってから数年以内の一般市販の歯磨き・口腔ケア製品であること。
    
その他の災害・防災・被災地の関する歯磨き・口腔ケアについて、実際の被災地支援活動から得られた情報を以下のページで特集しています。
ぜひご覧いただき、お役立ていただけましたら幸いです。
災害と歯磨き
https://oralpeace.com/disaster_support

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