オーラルピースは、行政機関が革新的な福祉製品を定める「かわさき基準(KIS)」にて、口腔ケア製品として初めて、唯一の認定製品となりました

「かわさき基準」とは、福祉先進国であるスウェーデンにおける福祉の基本理念を参考としつつ、日本の「介護保険における理念」を包含しながら、行政機関が優れた福祉製品を定めるために設けた厳格な基準で、真の革新的な製品により社会的自立を支援することが基本コンセプトとなっています。
福祉製品市場が拡大する中、各企業は多くの福祉製品を投入、多くのコモディティ製品が市場に溢れています。
医療機関への出待ち営業や広告宣伝、口コミサイトへの有料書き込みプロモーション等が優位となっては、消費者や、施設や病院で使用する製品を選考し決定する医師・歯科医師・歯科衛生士・介護士・言語聴覚士等の医療従事者にとっても、似たように見える多くの製品の中から、国民生活の向上に資する優れた製品の選別が難しい状況になってしまいます。
公費をもって運営される病院、歯科医院、高齢者介護施設等で用いられる福祉製品や、消費者が選択すべき健康な生活に寄与する、医療・介護・家計それぞれの負担を低減する製品の選択において、第三者である公的機関が厳格な基準をもって客観的に各製品を見極め、国民生活の向上に資する真の良い製品を選定し、公費の有効活用や消費者保護を目指す基準は、深い製品選択のための知識を持たない国民、消費者にとっては非常に参考になる指針と言えます。
「かわさき基準」には、8つの理念に基づき福祉用具を評価し、同時にその製品が提供するサービスのあり方を定めています。
●人格・尊厳の尊重:利用者の人格や尊厳が尊重されていること
●利用者の意見の反映:サービス提供システムや福祉製品の開発過程に利用者が参加し、その意見が反映されており、利用者が利用したくなるような福祉製品であること
●自己決定:あらゆるサービスがサービスの提供の各過程において、十分な説明と理解がなされ、本人の自己決定に基づいて行われること
●ニーズの総合的把握:利用者の心理的・身体的・社会的ニーズを総合的に捉えていること
●活動能力の活性化:利用者の残存能力を引き出し、心理的・身体的・社会的活動能力が活性化されるように配慮されていること
●利用しやすさ:必要なサービス・相談・アフターフォローが身近なところですみやかに提供されていること
●安全・安心:サービス提供の全ての過程において安全・安心が保障されていること
●ノーマライゼーション:どのようなニーズを抱えていても、できうる限りの住み慣れた環境で社会生活を営むことができるように配慮されていること
オーラルピースは、行政機関が革新的な福祉製品を定める「かわさき基準(KIS)」を満たす製品として、口腔ケア製品で初めて、また唯一の口腔ケア製品として選ばれました。
ご家族で使うべき口腔ケア製品の選定に迷われている方、患者様や担当される施設、介護者、利用者様にプロフェッショナルとしてお薦めすべき口腔ケア製品を選考・検討されている方は、行政機関によるこの客観的な選考基準を国民のためにご参考にしていただけましたらと存じます。
オーラルピースは弛まぬ研究開発と真摯な技術革新を進め、真に社会の役に立つ製品づくりを目指して参る所存です。
引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
川崎市ホームページ 「オーラルピース」
http://www.city.kawasaki.jp/280/page/0000084735.html