江東区でのオーラルピースの取り組み オーラルピースの障害者支援

東京の江東区で在宅診療医をされています、オーラルピースプロジェクトメンバーの角田歯科医師のご報告です。
オーラルピースパートナー施設である、社会福祉法人ゆめグループのゆめ工房さんの取り組みについて。
http://yumegroup.or.jp/yumekobo.htm
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【オーラルピースをお使いの患者さん】
オーラルピースを使って下さっている患者さん、すぐ使えるようリモコンの横にオーラルピース置き場を設置して下さってました。
【自作のオーラルピースのポスター】
今日もゆめ工房に在宅の患者さん用にオーラルピースを買いに行ってきました。作業場のみんながガラスをさして「みてみて!!」、というので見たら、ゆめ工房のガラスに、「自作のオーラルピースのポスターが!!!!」(写真参照)
なんと森山さんが自作されたそうです。感動しました。(写真でオーラルピースを持っている方、右は職員の岡田さん)
森山さんは耳がご不自由だそうで筆談で会話いたしました。年賀状や名刺のデザインをされているそうです。よく見ると写真パソコンの画面が、「サキどり↑に紹介された」とありますので、何かこの時も宣伝を作ってくれていたのかもしれません。
【医療と福祉の連携】
国際福祉機器展に来ていただいたナースの所属する訪問看護ステーションに先日お伺いしましたが、オーラルピースを20本欲しいとゆめ工房に連絡がありました。さっそく皆さんでお届けにいくそうです。職員の方曰く、予想以上に広がりが早く、障がいのあるメンバーの社会参加と収入向上に繋がっているそうです。ゆめ工房のみんなが訪問看護ステーションにオーラルピースを届けられるなんて、うれしくて泣けてしまいました。
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ゆめ工房ゆめ1ゆめ2ゆめ3
このように全国の障害者就労施設で働くメンバーと職員のみなさま、またそれを支える医療関係者、地域のみなさまが創意工夫と力を合わせて、地域の障害者の仕事創出・社会参加・収入の向上に取り組んでいます。
特に江東区では角田先生が地域の高齢者・障害者の方へのオーラルピースのご紹介を進め、それをゆめ工房の障害のあるメンバーが販売・お届けするという、医療と福祉の連携モデルを推進しています。多くは角田歯科医師がゆめ工房で1,080円で購入し、患者さんにお届けしていただいています。これにより、ゆめ工房に通うメンバーにオーラルピース販売1本につき、350円が工賃収入になっています。またこのような販促物の制作など、仕事を通した様々な社会参加を実現しています。
また、さまざまな全国の取り組み例を募集し、このブログなどでお伝えしていければと思います。
地域で支えあう社会づくりを目指して、オーラルピースプロジェクトを全国に広げて参ります。

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