植物系抗菌剤はオーラルピースに配合していますか?
配合していません。 ヒノキチオールや高濃度カテキン、マスティック樹脂や松ヤニ等と同じ理由です。 人間やペットなどの生物に対して、作用よりも副作用の方が大きくなる課題があるためです。 多くの植物は、虫や草食動物に食べられて絶滅しないために、生物に対する毒性、忌避性を発達させ進化し、この地球の数百万年に及ぶ厳しい生存競争に生き抜いてきました。 ...
マツ・スギなど針葉樹等のヤニ、樹液や樹脂はオーラルピースに配合していますか?
ヒノキチオールや茶カテキン、他の植物エキスと同じ理由で、配合していません。
グリチルリチン酸ジカリウム(甘草エキス)はオーラルピースに配合されていますか?
甘草という漢方薬から摂れるグリチルリチン酸ジカリウムという成分は、日本の薬機法では薬用成分として従前に認可された成分であり、皮膚の炎症を抑える効果が期待されています。 そして薬用成分なので、この成分を製品に一部配合することで「医薬部外品・薬用」にすることができます。 しかし、歯科・口腔外科における臨床現場においては、皮膚の炎症に対して使用されることはないので、オーラルピースについては無配合としています。 また食品への添加は認可されてはいますが、甘草は古来から人間が好んで食べてきた食べ物でもないので、味も不味いという課題がありました。 ...
様々な植物精油やハーブエキスを歯磨き・口腔ケア製品のオーラルピースに配合していますか?
まず、植物エキスや精油は、インターネットの精油ショップなどで世界中のほとんどの原料が簡単に購入できますので、口腔内臨床への植物精油やハーブエキスの効果を期待される方は、それぞれの原料の効果をご自身でお試しいただけますことをお勧めいたします。 オーラルピースには、様々な植物精油やハーブエキスは配合していません。 その理由は以下です。 植物精油や植物エキスは、数多くの成分を製品に配合した場合に消費者に何らかの効果を期待させるという販促効果はありますが、実際には口腔ケア製品に配合した場合に臨床上期待される効果はほぼ得られない課題がありました。 ...
茶カテキンはオーラルピースに配合していますか?
こちらも、ヒノキチオールと同じく、配合していません。 「ネオナイシン-e®︎」の働きは、カテキンの約3,000倍です。つまり3,000分の一の量で同じ効果が得られます。 お茶は、健康食品として古来から人類が飲用してきました。 普通の濃さでは良いものですが、細菌への効果を発揮するためには濃縮して濃度を高めなければならず、高濃度にした場合にカナダ保健機関では肝機能についての危惧を発表し、副作用のない正しい容量を知ることが課題としています。 ...
ヒノキチオールはオーラルピースに配合していますか?
配合していません。 「ネオナイシン-e®︎」の働きは、ヒノキチオールの約1,000倍です。つまり1,000分の一の量で同じ効果が得られます。 ヒノキチオールは、高温多湿の森林でヒノキ(樹木)が虫や微生物、カビへの対抗力を持つためにに作り出した忌避成分で、柱のシロアリ防止やご飯の防腐、カビやすい風呂桶などに使用されてきました。成分としては、「医薬部外品・薬用」として認可された成分です。 しかし細菌への効果を発揮するためには濃縮して濃度を高めなければならず、通常では害の少ない場合でも高濃度にすると、ラットの実験では奇形児(催奇性)のリスクがあり、女性への使用には課題がありました。 ...
動物由来成分はオーラルピースに配合していますか?
動物由来成分は一切使用していません。 動物由来成分、人間やウシ、ブタ、ヒツジ、ウマなどの家畜の胎盤から製造する成分、動物の卵から製造する成分、動物の細胞を培養して作る成分等は一切使用していません。また動物実験も行なっていません。 製品製造に関して、動物の命を犠牲にしない製品づくりを目指しています。 他人の歯垢や排泄物、垢等から摂取した細菌を培養等した成分、未認可の動物由来乳酸菌バクテリオシン等も使用していません。 ...
乳幼児に使用したいと思います。ハチミツ・プロポリスはオーラルピースに使用していますか?
オーラルピースは乳幼児でも安心して使える製品を目指しているため、ハチミツ・プロポリスの類は無配合としています。 また、マヌカハニーなど抗菌作用が報告されているものもありますが、抗菌性を期待されてのハチミツやプロポリスの衛生剤としての活用には、これまでいくつもの課題がありました。 まずその抗菌性は、ハーブ等の植物の精油やエキスの抗菌性のそれと同じく、乳酸菌ペプチドの約1,000分の1以下というものです。 つまり1,000倍摂取しないと同じ力に及ばず、ほんの微量でも実現できることを、同じベネフィットを期待される場合の大量のハチミツ・プロポリスの摂取や持ち運びは難しく、高濃度の植物精油・エキスの経口摂取は危険であり、お金も相当かかります。 ...
酸化チタンはオーラルピースに配合していますか?
歯磨き製品の多くが白いペースト状であるのは、多くの研磨剤(コンパウンド・石の粉)、発泡剤(石鹸や界面活性剤)を含むためです。 しかし、研磨剤や発泡剤がマイルド配合で白くなりきらない半透明のジェルの場合は、「酸化チタン」という成分を着色剤として配合すると、透明のものが真っ白のペーストになります。 「酸化チタン」は鉱物から作られますが、世界保健機関は「発がん性の可能性がある」と指摘しており、フランス政府は2020年1月から「酸化チタン」を含む食品の製造販売を禁止しました。 以上の事から、オーラルピースについては配合しない処方と致しました。
「グレープ」や「ストロベリー」等の化学合成フレーバー、香料はオーラルピースに使用していますか?
使用しておりません。オーラルピースの味付けはすべて天然の植物精油で行なっています。 「グレープ」や「ストロベリー」、「メロン」や「コーラ」等の味については、天然の精油やエキスでは作ることができず、化学合成した合成香料(フレーバー)となります。 天然の香料や味覚は、ミントなどの植物、柑橘類などの果物の精油に限られます。 オーラルピースでは、ミント精油と柑橘精油のみを味に使用しています。 ...