災害現場は宇宙にも似ている
大規模な災害によりライフラインが分断され、上水も下水も破壊、井戸やその他の飲み水も汚染された状態、水などの救援物資が届かない状態は、携帯する荷物は最小限であり、水が貴重な宇宙船の中の生活と似ています。
最小限の防災用品で、困難な事態を乗り切る。
人類が直面する大きな課題には、人類を代表する革新的な研究・技術を用い、一人でも多くの命を守ることが重要です。
最新の宇宙技術を用いて、災害を乗り切る。
地球温暖化により21世紀の人類が直面する課題には、最新のテクノロジーで対応していくことが、賢い選択といえるでしょう。
災害被災地における歯磨き・口腔ケアの重要性
環境汚染や気候変動の影響もあり、地震や台風、洪水など様々な災害が増加してきています。
被災地では水の供給が限られ、また不衛生になることから口腔内を清潔に保つことも困難な状況に。
避難所等において、二次災害としての感染症や免疫力の低下、体調の悪化を防ぐために、歯磨き・口腔ケアの徹底は日常よりもさらに重要となります。
被災した方には大変な時ですが、歯磨き・口腔ケアは衛生管理の基本です。
各自の健康維持は続けて参りましょう。
防災・災害用の歯磨き・口腔ケア製品を用意するかしないか
実際には、多くの方が用意していないと思います。
でもいざという時心配ですね。
災害となっても必要となるものの最低限の用意や、いざという時持ち出せる普段の置き場所の確認ができていれば良いと思います。
でももし災害が起きた時、水がない時でも使える製品を普段から使っていた方が良いですね。
防災用品を特別に用意できない人も、普段から防災にも対応する製品を使っておくのは賢明でしょう。
災害・防災用の歯磨き・口腔ケア製品・液体ハミガキの選び方について
災害現場において実際に使える歯磨き・口腔ケア製品は以下のスペックが必要とされます。
①「水がなくても使える歯磨き・口腔ケア製品」:
断水などの状況に備えて、貴重な水がなくても使える歯磨き・口腔ケア製品であること。
②「飲み込んでも安全な歯磨き・口腔ケア製品」:
飲み込んでも安全な成分で、洗い流しが不要、飲み込んでも安全な歯磨き・口腔ケア製品であること。
③「飲み込んでも安全な殺菌剤を配合した歯磨き・口腔ケア製品」:
不衛生な状態での口腔内の細菌の増加は、誤嚥性肺炎・歯周病・虫歯・口臭の原因となるため、飲み込んでも安全な殺菌剤を配合した歯磨き・口腔ケア製品であること。
④「保湿機能を有したの歯磨き・口腔ケア製品」:
水がないことに加え、口腔内の乾燥は被災地での二次感染リスクを高めるため、保湿機能を有したの歯磨き・口腔ケア製品であること。
⑤「合成殺菌剤などを含まず、生分解性が高く環境に優しい歯磨き・口腔ケア製品」:
下水道が破壊された場合に備え、歯磨きの汚水による環境破壊を防ぎ、観光資源や美しい自然を守るため、また街の復興を早めるために、合成殺菌剤などを含まず、生分解性が高く自然環境に優しい歯磨き・口腔ケア製品であること。
⑥「通常使いしている、アウトドアでも使える歯磨き・口腔ケア製品」:
いざというときに取扱説明書のページをめくっている余裕はない。いかに日常使いできるかが重要。また実際には備蓄や緊急時の取り出しは難しく、いざと言う時に洗面台から即座に持ち出せる、日常で使用している歯磨き・口腔ケア製品であること。特にデザインや機能が優れたアウトドア用品は、たまのお出かけやレジャーはもちろんのこと、日常生活の場でも思った以上に活躍する。
⑦「3年間保存できる一般の歯磨き・口腔ケア製品」:
備蓄する場合、薬事法上どの歯磨き・口腔ケア製品も3年は保存でき使用も効果も問題ないが、最低数年ごとのチェックは必要。どの製品も3年後の次の日から使えなくなるわけではないが、劣化要素も加味して、買ってから数年以内の一般市販の歯磨き・口腔ケア製品であること。
⑧「災害の原因である温暖化を進めない環境配慮型の歯磨き・口腔ケア製品であること」:
そもそも地球上で激増している自然災害の原因は、過剰なCO2の排出によるオゾン層の破壊と温暖化によるものです。石油由来の工業製品は自然災害の根本原因となり得、その購買や使用は災害発生を増加させる原因となります。家族の命を守るためには、長期的にCO2の排出を抑える環境配慮型の歯磨き・口腔ケア製品の選択が重要。グリーンテクノロジーによる歯磨き・口腔ケア製品を採用して、災害を未然に防ぐことがまず大切です。
災害・被災現場における最新の歯磨き・口腔ケア方法
熊本大震災時の現地支援活動に非常に役立ったリーフレットです。災害時に役立てる日本発の技術として普及できればと願っています。
災害・被災現場においては以下のリーフレットを印刷し、水場に掲示することで、被災者の皆様の健康管理について啓蒙して参りましょう。
大災害が起きる前に自分たちにできること
実際の災害現場においては、孤立しない限りは救援態勢が組まれ、救助も素早く実行される準備を行政は行なっています。
しかし長期化する、事態が深刻化する場合は、各自が事態に備えておく必要があります。
救援物資は配られますが、誰かの善意での寄付の場合が多いです。
そして災害が起きると自分たちはいっぱいいっぱいですし、災害後はそんな恩も忘れがちに。
もし準備できる余裕があるならば、まず自分達用に防災グッズを用意しておきましょう。そして、他の地域が被災したらその防災グッズを送ってあげましょう。
お互い助け合う気持ちがあれば、あなたが被災したときに誰かが支援物資を送ってくれると思います。
困ったときは助け合う気持ちを持つことが、災害や防災には最も大切なことなのです。
いつどこで何が起こるかわからないのが実際。
できる限り、いつでもどこでもどんなことにも、皆で助け合える準備をしておくことが良いでしょう。
実際の災害支援現地活動の重要性
オーラルピースプロジェクトでは、プロジェクト設立以前の東北大震災後の岩手県陸前高田市における現地支援活動、熊本大震災における現地支援活動をはじめ様々な災害被災地において、
単なる製品の無償提供だけでなく、医療スタッフとともに現地入りして災害支援現地活動を行なってまいりました。
やはり人として大切なことは、死に瀕している実際に困っている人々のために、自身にできる何らかのアクションを起こすこと、そして人道支援を行う人々や団体を、応援したり、バックアップすることであると信じています。
そして、これからも国内外の様々な災害支援現地活動を行い、その中で被災地ニーズに応える歯磨き・口腔ケア製品の研究開発を行なっていくことが重要と考えています。
オーラルピースプロジェクト被災地支援活動
https://oralpeace.com/tag/%E7%81%BD%E5%AE%B3%E6%94%AF%E6%8F%B4%E6%B4%BB%E5%8B%95
人道支援パートナー団体によるオーラルピース災害被災地現地活動
http://resultsjp.sblo.jp/article/175551478.html
実際に人道支援活動を続ける中で直面する悲しい現実は、被災地現場や支援物資、支援活動においてもメンツや利権が存在し、
支援活動に横槍を入れて何もしない、何もしない横並びを強要する、活動に圧力をかけて制限し結局何もしない、他の支援活動に圧力をかけ災害特需に自社製品を売り込む、という驚くべき人が存在すると支援現場で耳にすることもあります。
多くの人が災害で死に瀕した状況では、メンツも利権もお金儲けも少し置いておいて、一方的な支援ではなく、現場に入ってニーズに応えるアクションを起こすこと、尊い命を守っていく誠実で正義のある人道支援活動を、皆で力を合わせ、続けていけましたら素晴らしいですね。
災害・防災用の歯磨き・口腔ケア製品6分類
の成長性とリスク要因は?2050年グローバル市場予測
①「甘味ジェルおよび液」
歯磨き・保湿をしやすくするために、人工甘味料と保存料、合成ポリマー、香料でできたもの
(基材・ベース、成分:アスパルテーム・ソルビトール・スクラロース・マルチトール・エリスリトール・サッカリンNa等の人工甘味料、カルボマー・ポリアクリル酸Na・ヒドロキシエチルセルロース等の水溶性合成ポリマー・液体ナノプラスチック、合成香料、パラベン・フェノキシエタノール・安息香酸Na・ソルビン酸K・BG・PG・グリシン・ポリリジン等の合成保存料)
成長性:健康・環境規制されない成分のみ配合であれば低価格優位で一定のシェアを維持
リスク要因:原因菌への抗菌効果に課題、口腔内細菌対応の新技術の出現、臨床効果データや安全性データの整備、人工甘味料や合成保存料、ナノプラスチック等の健康や環境リスク
①に加える形で
②「ケミカルジェルおよび液」
口腔内細菌の殺菌目的で、合成殺菌剤や塩素、漂白剤、界面活性剤、その他の化学物質や化合物、抗生物質を配合したもの
(キー成分:CPC、IPMP、グルコン酸クロルヘキシジン、塩化ベンゼトニウム、ベンザルコニウムクロリド、LSS、トリクロサン、サリチル酸、ユッカ抽出物、フェノール、クレゾール、過酸化水素、塩素、二酸化塩素、リン酸塩、ヨウ化カリウム(ヨード)、ホルムアルデヒド、アンモニア、シアン化物・青酸、農薬・殺虫剤使用成分等)
成長性:石油由来合成殺菌剤等の化学物質は代替グリーンテクノロジーに置き換わっていく趨勢
リスク要因:副作用や薬害訴訟リスク、環境汚染リスク
③「チオシアナートジェルおよび液」
口腔内細菌の殺菌目的で、口腔内の過酸化水素とラクトパーオキシダーゼやグルコースオキシダーゼ等の唾液成分を配合し、唾液成分とppm単位で化学反応させ(チオシアネート)、口腔内でシアン化様物を発生させ大腸菌の一部を殺菌させる作用機序(キー成分:ラクトペルオキシダーゼ、グルコースオキシダーゼ、チオシアン酸カリウム、チオシアン酸Na、過酸化水素)
成長性:シアン化様物の甲状腺や生殖機能、環境への影響から、代替グリーンテクノロジーに置き換わっていく趨勢
リスク要因:法規制による販売中止リスク(ex2014年欧州連合規制から2021年環境省規制準備)、薬害訴訟リスク、環境汚染リスク、少子化リスク
④「強アルカリジェルおよび液」
口腔内細菌の殺菌目的で、Ph 10以上の強アルカリ(水酸化K・苛性カリや水酸化Na・苛性ソーダ)、電解アルカリ水を配合したのもの
(キー成分:水酸化k・苛性カリ、水酸化Na・苛性ソーダ、アルカリ電解水・ph調整強アルカリ剤、塩)
成長性:苛性・粘膜損傷のない代替グリーンテクノロジーに置き換わっていく趨勢
リスク要因:苛性による粘膜損傷リスク、法規制、薬害訴訟リスク、環境汚染リスク
⑤「天然由来成分配合ジェルおよび液」
口腔内細菌への効果想起で、アルコール(エタノール)や自然毒の抗菌成分(植物・生物)、乳酸菌自体等を配合したもの
(キー成分:穀物エタノール、ヒノキチオール、カテキン、マスティック樹脂、セントジョンズワート精油、ウィンターグリーン精油、ティーツリー精油、植物エキス、麹エキス、漢方、アルカロイド、プロポリス、ヨーグルト、乳酸菌自体、乳酸菌培養エキス、カビ生産物、銀や亜鉛等)
成長性:代替バイオテクノロジーに置き換わっていく趨勢
リスク要因:植物・生物毒の臨床効果データや安全性データの整備など
⑥「乳酸菌抗菌ペプチド(バクテリオシン)ジェルおよび液」
口腔内細菌への清浄目的で、乳酸菌抗菌ペプチド(バクテリオシン)を配合したもの
(キー成分:乳酸菌抗菌ペプチド・植物エキス)
成長性:健康・環境に優しい宇宙で活用される人類に有益な発明として当該ニッチ分野で世界市場に普及
リスク要因:研究や生産におけるコスト増大と競争価格の維持、模倣イメージ製品との差別化
飲み込んでも安全成分、吐き出しても低環境負荷を志向する介護用ジェルについてはコロナ禍以前の2010年代までは③のカテゴリーが大きなシェアを占めていましたが、2014年のEU(欧州連合)による化学物質の規制を受けて、人間用は2015年にブランドオーナーシップの変更と処方変更により課題の抗菌作用機序を排したシンプルな保湿用製品に生まれ変わり①のカテゴリーとなることで一時的に①のシェアが増加、2020年代となり②と⑤については旧来ケミカル技術でオーラルケア製品を研究開発するプレイヤーは存在するが、2020年代後半の世界の消費者のフォーエバケミカル等の健康と環境に有害な化学物質や生物毒、合成保存料や合成殺菌剤等の副作用リスク、ヨーロッパから広まった高濃度フッ素化物配合製品からの回避行動によるケミカル消費財市場と旧来オーガニックコスメ製品の衰退と共に将来的に減少傾向にある、また旧来の研磨剤入りの練り歯磨き剤は知覚過敏リスクと環境リスクに加え、差別化のできない低価格競争をさらに深め将来的には全体的に衰退傾向にある、としています。
各カテゴリーの正確な市場規模、将来の成長性、健康・環境・事業リスク、各ブランドのポジションマップ、シェア、30年後の市場動向については現在調査中だが、健康リスクや環境規制が重要視される21世紀においては代替グリーンテクノロジーへの世代交代を進め、⑥のカテゴリーがメインストリームとなる、とされています。
DTC World Pets product review 2024 Health and Environment
宇宙に活用される先端技術を地球上の災害に活用する
災害が起き水が少ない環境、汚染された状況での歯磨き・口腔ケアは、国際宇宙ステーションでの宇宙生活と非常に類似した環境です。
また登山時の状況にも非常に似ています。
宇宙や登山時に支持される歯磨き・口腔ケア製品は、抗菌効果がありながら、飲み込んでも・吐き出しても安全な成分で研究開発されています。
それは水の限られた環境では、飲み込んでも安全な成分の製品の方が歯磨きやドライマウス・口腔保湿に有用性が高いからです。
また、下水設備が破壊された災害被災現場で、環境破壊に繋がるケミカル物質や合成殺菌剤を含む歯磨き・口腔ケア製品の使用は、
土壌や河川の微生物生態系を破壊し、被災地を元の美しい姿に戻せなくなってしまうためです。
国際宇宙ステーションに搭載される、また登山などで使用される歯磨き・口腔ケア製品は、抗菌効果が高いながら飲み込める・吐き出しても生態系を壊さない成分の歯磨き・口腔ケア製品が選定されています。
防災・災害用の歯磨き・口腔ケア製品については宇宙や山岳で使用される製品や、防災・災害・登山・宇宙生活の専門家が推奨する製品を選択することが、
緊急事態時の現場で最大限にパフォーマンスを発揮する、最先端の研究技術の賢い選択であるといえるでしょう。