佐賀整肢学園こども発達医療センター歯科室とオーラルピース

先日、佐賀県の佐賀整肢学園こども発達医療センター歯科室長の立川義博先生をお訪ねしました。
佐賀整肢学園こども発達医療センターは、1958年に設立され、皇族の方々も何度も訪れているこの地を代表する歴史ある肢体不自由児施設です。また、障がい児を専門に治療する歯科が設置されている障がい児医療・療育施設も全国でも珍しく、先進的な予防歯科・歯科治療を行っています。
http://www.saganet.ne.jp/saseishi/top.html
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歯科室長の立川先生は、九州大学病院の小児歯科から約30年前に障がい者歯科の専門に転じ、以来多くの子供たちの治療を行ってきました。様々なお話を伺うことが出来ました。
 
障がい児の歯科治療は恐怖心からパニックになることもあり、全身麻酔を必要としたり困難とリスクを伴います。しかし、いくら治療をしても歯磨きをしないでいるとすぐ虫歯になってしまうという悪循環から、当時ではほとんど認知の無かった予防歯科を提唱、〝治療よりも予防”をモットーに虫歯の予防を推進して来られました。
また長年にわたる現場での経験から、麻酔を要しない程度の場合に有効な、子供たちがリラックスして治療を受けられるタオルでやさしく包み込むリラックス方法を考案され、子供たちや家族に喜ばれています。
そして、実は当医院はオーラルピースの販売数量が非常に多い病院となっています。佐賀でのテレビニュースでの紹介を見た複数の保護者の方からの先生への問い合わせがあったことから、オーラルピースを知っていただきました。試用期間による効果検証を経て、多くの方に使っていただくことになりました。
病院へのオーラルピースのお届けは、障害者自立支援施設「コロニーみやき」が担当し、働く障がい者の収入向上に取り組んでいます。
http://www.syunkouen.jp/
このように治療が困難な子供たちのための虫歯予防としてオーラルピースが役立ち、また地域の働く意志のある障がい者の仕事創出に役立っていることは素晴らしいと思いました。全国にも広がっていけばと思います。
オーラルピースプロジェクトについて以下を是非ご覧ください!!
https://oralpeace.com/

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