配合していません。
ヒノキチオールや高濃度カテキン、マスティック樹脂や松ヤニ等と同じ理由です。
人間やペットなどの生物に対して、作用よりも副作用の方が大きくなる課題があるためです。
多くの植物は、虫や草食動物に食べられて絶滅しないために、生物に対する毒性、忌避性を発達させ進化し、この地球の数百万年に及ぶ厳しい生存競争に生き抜いてきました。
毒性の強い植物は虫や草食動物も食べられないのと同様で、人間も食べられません。
特に人間が食べられる野菜や果物などの植物は、自然の森の中で食べられる植物がごく僅かである様に、地球上の植物全体の中でごく少数の植物に限られています。
しかし、そのままでは食べられ安全な野菜や果実も、またお庭や身近にある大体の植物も、ご家庭でも煮煎じて高濃度にすれば細菌や生物を殺すことのできる力を持ちます。
わかりやすい例で言えば、植物を蒸留した精油に菌やウイルスは繁殖しません。
しかし、そのままでは安全と思われる植物も、高濃度にして細菌・生物をも殺菌する力を持つ物質にした場合は、生物である人間やペットへの副作用が大きい、また口に入れることが難しい味となり口腔ケア製品として成立せず、効果の期待できる量の配合は口に入れられず、実際の製品はイメージとは異なり意味がなくなってしまう、という大きな課題がありました。
以上のことから、超低濃度でも効果を発揮する天然製剤の開発が世界中で求められていました。