トライフ スペースプロジェクトとは

世界一高齢化が進む日本の要介護高齢者は現在600万人超、介護費は年間10兆円超で、2040年には25兆円まで膨らむ試算、介護者負担の増大と共に大きな社会問題に。そして将来世界では日本と同じ高齢化問題が大きな規模で予想されます。
 
厚労省の調査では、介護不要で自立生活できる健康寿命と実際平均寿命との差が約10年とし、この寝たきりの要介護期間の短縮を急務としています。
  
近年厚生労働省は、残存歯本数と認知症の発症率、歯周病菌と全身疾病(心筋梗塞・糖尿病等)の相関性を明らかにし8020運動を展開、歯を残し健康寿命を伸ばす口腔ケアの徹底を推進。
 
しかし介護の現場においては、これまでの口腔用殺菌剤はうがいや吐き出しの困難な高齢者が飲み込むとお腹を壊す等リスクがあり、水だけでのケアでは介護者の負担は依然重い実状。
   
介護者の身体・精神・時間的負担軽減の為に、ケアの効果・効率を高めながら飲み込んでも安全な口腔ケア製品、また若年層の認知症予防ケアや健康長寿にも役立ち、新時代に求められる低環境負荷の口腔ケア製品へのニーズがありました。

本事業は、九州大学発の菌で菌を制す最先端の乳酸菌バイオテクノロジー研究をベースに、国立長寿医療研究センター等との産学官連携から発明された乳酸菌抗菌ペプチド特許製剤ネオナイシン配合、口腔内のトラブル原因菌を殺菌しながら飲み込んでも安全な化学成分フリーの革新的な口腔ケア製品オーラルピースを展開する事業です。
 
オーラルピースは2013年に開発され延100万本以上を提供、東大病院をはじめ先進的な医療機関や介護施設等2,000箇所以上で採用、2020年には研究成果が認められ日本から欧州、米国、アジアはじめ世界15か国に展開しています。
   
宇宙でも活用できる人類最先端の革新的テクノロジーを社会課題解決に繋げるべく、国内だけでも年間10兆円超で増え続ける介護費と人的負担低減、本業を通した障害者の仕事創出、被災地支援や生分解性が高い製品による環境保護というSDGsに対応する持続可能な事業に取り組んでいます。

乳酸菌抗菌ペプチド研究の世界第一人者の園元謙二九州大学名誉教授と研究者の永利浩平が東北大震災のあった2011年、研究成果の福岡県産のおからに住む乳酸菌が作る抗菌ペプチドを社会貢献に活用できないかと、障害児を授かったことがきっかけで、日本で初めて欧州オーガニック認証付きのオーガニック化粧品ブランドを立ち上げ、事業を通した障害者支援活動に取り組んできた経営コンサルタントで社会起業家の手島大輔に相談。
 
その後父が闘病、家族の高齢化による口腔トラブルを目の当たりにし、革新的技術を健康長寿と障害者の仕事創出に繋げる社会事業を目指し、2013年オーラルピース事業を起業。当初は社員1名・資金ゼロと厳しい状況であったが、100名超の研究者や臨床医等がボランティアとして支え事業を推進、全国の先進的医療・介護機関に採用され延べ100万本超の提供。
 
2014年横浜ビジネスグランプリ最優秀賞・オーディエンス賞、2015年ジャパンベンチャーアワード最優秀賞・経済産業大臣賞、2016年日本財団日本の未来を変える10人に選出、2017年グッドデザイン賞受賞、2018年3大陸進出、2019年日本農芸化学技術賞受賞、2020年NHK国際放送による特集番組が世界放映、2021年世界15カ国に展開。

宇宙用口腔ケアの「オーラルピース」にとどまらず、スキンケアの「フェイスピース」等への技術展開を進め、人類のスキンケアの課題解決を推進します。
(1)定量的評価
オーラルピースは、様々な学会や論文にて臨床効果と介護負担低減期待効果を示唆、国際宇宙ステーション搭載品にも選定され、2,000箇所以上の先進医療機関等で採用。延100万本以上の提供で国内要介護高齢者に普及する数値となり、高齢者QOL向上と共に介護者の負担低減に寄与。また、提携障害者施設での生産・販売により収益分配が実現。働く障害者の経済的自立に繋がっています。

効果試算(理論上概算)
●日本国内の介護費用の低減
2020年の年間介護費10兆円、2040年には年25兆円の介護費負担の試算。健康寿命を伸ばすと概算で、数兆円規模の介護費削減

●世界・人類の介護費用・負担の低減
口腔ケアにより健康寿命を伸ばすと、数百兆円規模の介護費削減
日本の年間介護費用10兆円÷要介護高齢者数600万人=一人当年間介護費用170万円 
*厚労省資料 日本65歳人口3,600万人うち要介護高齢者の割合約16% 2050年アジア65歳以上推定人口6億人(* UN)×16%=2050年アジア要介護高齢者数約1億人。2050年アジア全域年間介護費は、約170兆円と試算

●世界・人類の介護労働人口の低減
口腔ケアにより要介護高齢者削減→数億人の若年層が高齢者介護以外の産業等にも従事可能
*日本の要介護高齢者数600万人に対し介護労働者人口約200万人=要介護高齢者一人当たりに0.3人労働者が必要と試算 2050年アジア介護労働者数は、約3,000万人

以上何とも大雑把な想像値ですが将来、とにかく莫大なお金と労働力が、お年寄りのお世話・高齢者の介護以外の、宇宙開発や食料問題の解決など未来分野にも振替が可能、世界全体の職業多様性に寄与し、将来人類に大きな発展をもたらすと考えます。

(2)定性的評価
本取り組みは国内外で様々なニュースとなり、ヘルスケアの重要性と健康長寿につき多くの人々に啓蒙、健康意識を高めることに貢献。障害者のノーマライゼーションと生き甲斐創出にも貢献しています。

革新的な宇宙用パーソナルケア製品による宇宙に挑む人類と、地球上の健康長寿や環境保護への寄与と共に、事業を通した障害者支援など持続可能なソーシャルブランド事業モデルを世界、そして将来は宇宙にまでも広めて行ければ素晴らしいと考えています。

日本の産学官の技術革新を活用した宇宙×スキンケア×海外市場という課題に対し、本プロジェクトとしましては以上の様なアウトプットに至りました。ぜひ自信作の宇宙化粧品をお試しいただけましたら幸いです。

何卒よろしくお願い申し上げます。

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