ティーツリー精油はオーラルピースに配合していますか?

配合していません。
「ネオナイシン-e®︎」の働きは、ティーツリーの約1,000倍です。つまり1,000分の一の量で、副作用なく同じ効果が得られます。
ティーツリーは、オーストラリア原産の樹木で、虫や動物から食べられないために忌避成分(毒性)を発達させてきました。そのことによって濃縮した樹液や精油は、生物を殺菌するまでの抗菌性を持ちます。
しかし、赤ちゃんやペット、妊婦さんをはじめとした方々、日々の経口摂取には注意が必要です。
ティーツリーオイルに含有される皮膚刺激物質(1,8–シネオール)の量は様々で、この化合物の含有量が高い製品では、一部の人に皮膚のかぶれや接触性皮膚炎、アレルギー反応がみられる可能性があります。酸化したティーツリー油(空気と接触していた精油)は、新鮮なティーツリー油と比較してアレルギー反応を引き起こす可能性が高いとされています。
またティーツリー油は飲用してはいけません。
主に子供で中毒をおこし、眠気、見当識障害、発疹および運動失調(腕や脚の筋肉の制御が不能になり、バランスや協調性を失う)の原因とされます。ティーツリー油を1/2カップ飲用した後に昏睡状態に陥った例が報告されています。
さらに米国において1990年代に高濃度でティーツリーの木の葉を蒸留した精油が配合された商品を猫のに与えた後に具合が悪くなるケースがNational Animal Poison Control Center(動物中毒事故管理センター)寄せられました。検証の結果、米国では猫用製品のティーツリーの精油について配合比率を1.0%以下にすべきとされています。
生物である細菌にも殺菌効果があるティーツリーの植物毒成分を濃縮した精油は、口腔ケア製品に配合する場合、生物であり、様々な微生物が腸管内に住む人体にも副作用をもたらします。
また人類が古来から口にしてきた食べ物ではなく、人体への安全性が学術的に担保されていない成分となります。
よって口に入れる製品、要介護の高齢者や障害者、闘病中の方、乳幼児や妊婦にも使用できることを目指したオーラルピースへの配合は行なっておりません。
しかしティーツリー精油はとても良い香りで、アロマテラピーには有効です。
ティーツリー精油がお好みの方は、精油ショップなどで入手していただき、アロマテラピーなどにご使用いただけましたら幸いです。

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