本件、最新版を以下の記事にまとめました。どうぞよろしくお願い申し上げます。2025年1月20日
虫歯予防のフッ素、子供のIQ低下で米規制へ。米国主要メディア報道(最新版)
https://oralpeace.com/news/news-news/33862
参考情報
判決文:2024年9月24日
https://fluoridealert.org/wp-content/uploads/2024/09/Court-Ruling.pdf
米国国家毒性プログラム(NTP)フッ素曝露と神経発達および認知に関する科学的知見の現状に関する系統的レビュー: 2024年8月
https://ntp.niehs.nih.gov/publications/monographs/mgraph08
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現在、アメリカにおいて「フッ素推進派(団体・企業・事業者)」と、フッ素推進派から「反フッ素」と呼ばれる、主に子育て世代のママやパパの間では、以下のような議論が行われています。
1. フッ素は公衆衛生上の大きな成功事例である
フッ素推進団体・企業・事業者の主張:
- フッ素の添加は、20世紀の公衆衛生上の10大成功の1つとされ、多くの人々の虫歯を劇的に減少させた。
- WHO、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)などの権威ある機関が、フッ素の安全性と有効性を支持している。
- ヨーロッパの多くの国ではフッ素を添加していないが、他の対策(食品や歯磨き習慣など)が充実しているため、それを直接比較するのは不適切である。
反フッ素市民の反論:
- 2024年のコクランレビューでは、フッ化物の虫歯予防効果が現代では限定的であり、多くの研究が古いデータに基づいていると結論づけている。
- 過去の成功は評価するべきだが、現在の科学的エビデンスをもとに政策を再評価する必要がある。例えば、虫歯率の低下はフッ素添加だけでなく、歯科ケア技術や口腔衛生教育の進展によるものと考えられる。
- CDCやWHOがフッ素を推奨したのは過去の研究に基づくものであり、近年の神経毒性やIQ低下に関する研究が不足している点を指摘。
- 水道水の飲料用途は1%に過ぎない、また近くの店では高濃度フッ素配合製品は1ドル台で購入できる、水道水にフッ素を添加する必要はない。料理も不味くなる。フッ素摂取は各自で選択できた方が良い。
- アメリカはWHOから脱退する準備を始めており、WHOの見解が最新の世界の保健情報を提供していない可能性がある。
- 自分自身の体調や志向、価値観で自らや我が子の健康を守りたく、生き方を強制されたくはない。
- 最新の判決でも指摘されたように、我が子にとっての効果とリスクのバランスを慎重に見直す必要がある。
2. フッ素濃度は極めて低いので安全
フッ素推進団体・企業・事業者の主張:
- 水道水のフッ素濃度は0.7 ppmなど非常に低く、危険性はほぼゼロ。
- CDCやWHOも急性・慢性中毒量でのリスクしか指摘していない。
- 有害性が指摘されているのは、飲料水ではなく高濃度のフッ素配合製品に限定される。
反フッ素市民の反論:
- 最新裁判の判決では、0.7 ppmのような低濃度でも子供のIQに悪影響を及ぼす可能性があると判明している。
- フッ素濃度が低くても、日常的に摂取する食品や飲料水、歯磨き粉の併用により累積的な暴露量が増加する点を強調。
- 毒性は単に濃度だけでなく、体内の蓄積量や摂取経路にも依存する。特に乳幼児は排泄能力が低いため、影響を受けやすい。
- CDCやWHOがフッ素を推奨したのは過去の研究に基づくものであり、近年の神経毒性やIQ低下に関する研究が不足している点を指摘。
- 今回の裁判でのリスク指摘は、水道水のフッ素濃度0.7 ppmでの子供のIQ低下リスクである。
- 高濃度のフッ素配合製品の誤飲等でのリスクについて示されていない。
- フッ素推進派の団体・企業・事業者・個人は、将来のリスクにどの様に責任を取るのか示されてない。
- 自分の我が子にとっては不安である。推進派は未来のリスクを保証しない。他人の子供の未来に対して無責任である。
- フッ素推進派は「実名」で責任を持って各自で判断を行い、市民への推進活動によるリスクも責任を持って担保すべきである。
3. 科学的証拠はまだ不十分で一部の研究に偏っている
フッ素推進団体・企業・事業者の主張:
- フッ素が子供のIQに影響を与えるという研究結果は一部であり、全体として科学的に一致していない。
- 多くの研究がメタ解析で取りまとめられたとしても、サンプルの偏りや因果関係の曖昧さが指摘されている。
反フッ素市民の反論:
- 今回の連邦判事による2024年9月24日の判決結果と、その判断基準となったアメリカ国立毒性学プログラム(NTP)による包括的なレビューが、フッ素が神経毒性を持つ可能性を支持している。これは過去最大規模の科学的検証であり、信頼性が高い。
- 科学的な議論では常に新しい知見が出てくるが、予防原則に基づき、危険性がある場合には「安全と証明されるまで控える」方針が求められる。
- 虫歯を治すのは簡単だが、脳へのダメージは恒久的で、発達障害は子供の人生や家族の未来に大きなリスクをもたらす。
- 過去の安全性に基づいた政策を変更するには時間がかかるが、それが新しい科学的証拠を無視する理由にはならない。
4. フッ素を中止すると虫歯が増える
フッ素推進団体・企業・事業者の主張:
- フッ素添加をやめた国や地域で虫歯が増加した事例がある(例えばカナダのカルガリー市)。
- 特に低所得層では、フッ素添加が虫歯予防におけるコスト効果の高い手段である。
反フッ素市民の反論:
- フッ素を活用しなくても虫歯率が減少した国も多い(ヨーロッパ全体やキューバなど)。
- 地域差を考慮しない単純比較は無意味であり、虫歯率には食生活、教育、歯科医療のアクセスなど他の要因が影響している。
- 我が子には適切な食事やブラッシング指導で、フッ素を使用せずリスクなく虫歯予防を行う方法を選択し、強制されたくない。
- 現代では、フッ素以外の技術(たとえば新しい抗菌技術や再石灰化を促進する成分)を用いた代替策が広まりつつある。
5. フッ素に反対するのは「科学的に無知な反対派」「陰謀論者」「情弱(情報弱者)」「低知能」だという偏見
フッ素推進団体・企業・事業者の主張:
- 反フッ素派の多くは陰謀論的な主張や誇張を行っており、科学的議論ではない。
反フッ素市民の反論:
- 最新の判決や科学的研究は陰謀論ではなく、信頼性のあるデータに基づいている。裁判所もNTPのデータを採用しており、科学的根拠に基づく議論が行われている。
- 科学的な疑問を投げかけることは、進歩のために必要な行為であり、それを「反科学」と決めつけるのは問題の本質を歪める行為。
- CDCやWHOが推奨した過去のデータや、過去の教科書、過去の試験内容、教えを各自で再確認することなく盲信し続け、新たな科学情報に耳を貸さずフッ素を、他の妊婦や乳幼児に推進することは、未来の子どもたちの潜在的なリスクを軽視している。
6. 反フッ素の選択や推奨は営利目的だという指摘
フッ素推進団体・企業・事業者の主張:
- 反フッ素活動を行う団体や個人は、フッ素フリー製品の販売で利益を得ている。
- 一部の団体は不安を煽り、製品を売ることで活動資金を得ていると指摘。
反フッ素市民の反論:
- 科学的根拠に基づく行動であり、アメリカ国立毒性学プログラム(NTP)の報告や連邦裁判所の判決に裏付けられている。
- フッ素推進団体・企業・事業者側もフッ素配合製品の販売、フッ素塗布による定期固定客化や診療単価の向上策など、医療ビジネスで直接的な利益と収入を得ており、商業的な目的は互いに存在する。
- それぞれの人の立場によるビジネス行為は自由であるが、我が子をリスクから守りたい気持ちは営利目的などではない。
- 今後フッ素の使用が減少することにより虫歯が増加する可能性から、歯科医院への来院患者が増え、地域の歯科医院の医療指導者としての重要性が高まり、歯科医師や歯科衛生士の収入も向上することが期待される。世界の動きは変えられない。フッ素推進は今すぐ取りやめて、新たな時代に早期に移行しておくべき。
- 最新科学による子供達の発達へのリスク喚起から目を逸らし、何故それほどまでに市民や子供たちに集団でフッ素を摂取させようと活動するのか、公衆衛生以外に何か別の目的や役割があるのなら教えて欲しい。
結論
アメリカにおいては、多くの市民は「反フッ素(「anti-fluoride people」)」派で、我が子へのリスクを避けたいパパやママたち等のフッ素を避ける人々が主流で、各自治体の投票結果も脱フッ素に向かう傾向が見られます。またSNS上では「実名」で多くの国民が自分自身の健康に関心を持って各個人が今回の裁判の件を議論しています。
今後、虫歯予防のフッ素について、アメリカ国内でどのような議論が展開されるのか、各自治体での民主主義による選択や投票を通じて未来がどのように変わるのか、その動向に注目が集まっています。
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参考情報:日本独自の最新研究経過(出典:文部科学省 KAKEN: 科学研究費助成事業データベース 抜粋)
*フッ素曝露の神経系への影響:感受性を考慮した検討
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-19K10612/
研究機関:防衛医科大学校 医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛
研究期間 (年度) :2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード: フッ素 / 神経毒性 / 二世代 / 行動学試験 / ラット / F1動物 / 成長抑制 / オープンフィールド試験 / PPI test / 尿管結紮 / 飲み水 / 体重変化 / 感受性 / 環境汚染
*妊娠期低濃度フッ素曝露による自閉症行動の検討
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-19K07808/
研究機関:順天堂大学 医学部
研究期間 (年度) :2019-04-01 – 2025-03-31
キーワード: フッ素 / 発達機能障害 / 行動試験 / 自閉症スペクトラム症 / 神経伝達物質 / ふっ素 / 自閉症スペクトラム障害 / ASD / 妊娠期曝露
その他の日本のフッ素暴露と脳や神経への影響研究
https://kaken.nii.ac.jp/ja/search/?kw=%E3%83%95%E3%83%83%E7%B4%A0%E3%80%80%E8%84%B3%E3%80%80%E7%A5%9E%E7%B5%8C
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今後のアメリカでの最新動向を見守っていきましょう。
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