フェノキシエタノールはオーラルピースに使用していますか?

使用していません。
フェノキシエタノールは、パラベンを好まない消費者向けに、その代用として用いられることが多くなってきた合成保存料・防腐剤です。
害虫から身を守るため茶葉や綿花が類似物質を揮発する可能性の報告もありますが、実際にはフェノール(コールタールから作った無色針状の結晶体。防腐・消毒に使う)のヒドロキシエチル化(合成)によって、アルカリ金属水酸化物またはアルカリ金属水素化ホウ素の存在下で化学合成される合成保存料・防腐剤です。
フェノキシエタノールは、日本及び欧州連合では肌用の化粧品については配合量が厳しく制限され1%までは製品に配合にすることが可能ですが、食品への使用は禁じられている成分となります。
(パラベンについては食品添加物として、食品への使用が許可されています。)
また肌用の化粧品であっても、国際的なオーガニック製品認証基準では、フェノキシエタノールの配合は禁止されています。
よって、乳幼児や妊婦をはじめ、口に入れ経口摂取・粘膜吸収される口腔ケア製品であるオーラルピースには、フェノキシエタノールは無配合としています。
フェノキシエタノールの作用、副作用、環境への影響については、皆さま各自でインターネットでお調べください。

この記事のシェアはこちらから!

Go to Top