参考情報
虫歯予防のフッ素、子供のIQ低下で米規制へ。米国主要メディア報道 2024年 9月24日
https://oralpeace.com/news/news-news/33862
判決文:2024年9月24日
https://fluoridealert.org/wp-content/uploads/2024/09/Court-Ruling.pdf
米国国家毒性プログラム(NTP)フッ素曝露と神経発達および認知に関する科学的知見の現状に関する系統的レビュー: 2024年8月
https://ntp.niehs.nih.gov/publications/monographs/mgraph08
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フッ素は自然界に広く分布しており、多いもので紅茶や海藻、微量で日本茶(緑茶)、以下ごく微量で他の食品にも含まれています。
食品 |
フッ素濃度(mg/L, ppm) |
紅茶 |
1.0~4.0 |
海藻 |
0.5~2.0 |
魚 |
0.2~2.0 |
緑茶(日本茶) |
0.3~0.6 |
野菜 |
0.05~0.5 |
味噌 |
0.1~0.5 |
塩 |
0.01~0.2 |
肉 |
0.01~0.1 |
果物 |
0.01~0.1 |
お茶の葉には、主成分である覚醒作用があり集中力を高める「カフェイン(200~400mg/L(200~400ppm))」以外に、土壌や水から吸収されたフッ素が含まれており、濃度が高い場合があります。
日本茶(緑茶):0.3~0.6 mg/L(0.3~0.6ppm、通常の抽出濃度)
紅茶:1.0~4.0mg/L(1.0~4.0ppm)。濃い紅茶ではさらに高くなる場合があります)
海藻はフッ素を含む海水中の成分を吸収するため、比較的多く含まれています。
昆布:2.0~6.0 mg/kg(2.0~6.0ppm、海藻の種類や産地によってフッ素濃度は変動します)
魚は骨ごと摂取の場合は高濃度となり、骨や魚卵に多く含まれる傾向があります。
赤ちゃんや子供、妊活中や妊婦さん、授乳中のママは、カフェインやアルコール、偏食や飲み過ぎ食べ過ぎに注意が必要です。ただ、歴史的に人類が食べてきた自然の食べ物については、普通の食生活であれば安全と考えられます。
フッ素配合歯磨き粉の方が水道水や食品よりも暴露リスクが桁違いに高いので注意
フッ素摂取は、「水や食べ物からよりもフッ素配合歯磨き粉からの方がリスクが桁違いに高い」と指摘されています。アメリカのフッ素を添加した水道水のフッ素濃度(一般的に0.7~1.5 ppm)と比べると、歯磨き粉などで100 ppm以上の高濃度フッ素を含む製品の誤飲や経皮吸収は、フッ素暴露リスクが大幅に高いと言えます。以下の点がその理由です。
1. フッ素濃度の違い
水道水中のフッ素濃度は0.7~1.5 ppmと非常に低く、飲料水として摂取される際、少量のフッ素が徐々に体内に入るレベルです。そして2〜3リットル以上の水も一度には飲むことができず、フッ素濃度が劇的に増えることは少なく安心です。
一方、歯磨き粉のフッ素濃度は通常100ppm以上で、大人用では1500ppmに達することもあります。このため、歯磨き粉を口に残す、または間違ってほんの一部を誤飲するだけでも、一度のミスの摂取量で水道水の数10~数100倍となり得ます。
2. 吐き出しても残るリスク
歯磨き粉は、通常の使用でも口内に残留しやすく、特に子供や乳幼児は完全に吐き出すことが難しいため、フッ素が唾液と混じり吸収されるリスクが高まります。
経皮毒の観点から、口腔粘膜は腕などの皮膚の10~20倍の吸収率があるため、微量でも口腔内にフッ素が残ると高い吸収率で体内に取り込まれやすくなります。
フッ素が体内に取り込まれるリスクは、濃度が高く吸収率の高い歯磨き粉や洗口液の使用による経口暴露・経皮吸収の方が、日常的に飲用するフッ素添加の水道水に比べてはるかに高いと言えます。そのため、特に乳幼児や子供向けの高濃度フッ素製品の使用には慎重な配慮が必要です。
高濃度フッ素配合製品の濃度による暴露レベル
今回の判決では、水道水の場合でフッ素濃度0.7 ppm=0.00007%=0.7 mg/Lでの子供の脳への影響リスクが指摘しており、それ以上の高濃度フッ素が配合された歯磨き粉の一日の歯磨き回数と継続使用日数を考慮し、誤飲や経皮吸収による口腔粘膜からのフッ素摂取量による脳への影響リスクに気をつける必要があります。
フッ素配合製品の濃度によるリスクレベルを整理すると以下の通りです。判決によって認められたリスクを基にした基準を0.7 ppmすると、高濃度のフッ素が含まれる歯磨き粉は、誤飲や経皮吸収によるリスクが増加すると考えられます。
配合フッ素濃度 (ppm) |
% 表記 |
mg/L |
リスクレベル(水道水の何倍か) |
同等リスク水道水量 |
製品1グラムあたりのフッ素量 (mg) |
製品0.1グラムあたりのフッ素量 (mg) |
0.7 ppm |
0.00007% |
0.7 |
基準リスクレベル |
– |
– |
– |
10 ppm |
0.001% |
10 |
約14倍の濃度 |
約14 L |
0.01 |
0.001 |
100 ppm |
0.01% |
100 |
約143倍の濃度 |
約143 L |
0.1 |
0.01 |
500 ppm |
0.05% |
500 |
約714倍の濃度 |
約714 L |
0.5 |
0.05 |
1000 ppm |
0.1% |
1000 |
約1,429倍の濃度 |
約1,429 L |
1 |
0.1 |
1450 ppm |
0.145% |
1450 |
約2,071倍の濃度 |
約2,071 L |
1.45 |
0.145 |
これらの数値からわかるように、フッ素濃度が高まるほど誤飲や粘膜吸収によるリスクも増加します。
実際に市販されているフッ素配合の赤ちゃんや子供向け歯磨き粉には、配合したフッ素の配合量(ppm値)を明記せずに販売している製品もあり、女性や乳幼児ははっきりしない量の市販製品による安全基準値以上のフッ素暴露リスクに直面している現状があります。
そして大人用の高濃度フッ素1,500ppm配合製品には100gあたり150mgのフッ素が配合されており、赤ちゃんがお腹の中にいるママ、未来のママや赤ちゃんはより多くのフッ素を過剰摂取するリスクが危惧されます。
また口から入る毒を「経口毒」、口腔粘膜を含む皮膚から吸収される毒を「経皮毒」と言いますが、口腔粘膜による「経皮毒」の吸収率は、腕の皮膚が1とすれば、口の中の粘膜は10~20倍とされ、実際には想像以上のフッ素が口残りし、口腔粘膜から赤ちゃんや乳幼児、子供や妊婦の母体、胎児に暴露されていることになります。
家族にあり得る歯磨き粉の使いすぎや誤飲などによる過剰フッ素暴露
家族の安心のために最新の安全情報データから紐解いて、上記の表の様に、
妊娠や授乳中の愛する人が、
1450ppmの高濃度フッ素配合歯磨き粉を、
通常使用量の1グラム(1〜2cm程度)使用して誤飲や粘膜吸収をした場合、フッ素摂取量は1.45mgに相当します。
使用した1グラム歯磨き粉のうち10%(0.1グラム)の口残りで、フッ素0.145mgに相当します。
最新の判決では、妊娠中の母親の尿に含まれるフッ化物0.28 mg/L(0.28ppm、超微量の**0.000028%**に相当)ごとに、子供のIQが1ポイント低下することが予測されると結論付けられています。
歯磨きの回数や粘膜吸収、誤飲や口残りにより、大切な赤ちゃんへのリスク指摘摂取量に近づく可能性があります。
・・・
また大事な自分の赤ちゃんや愛しい子や孫が、
1,000ppmの子供用フッ素配合歯磨き粉を、
推奨の米粒大(0.1 g)や豆粒大(0.25 g)より少し多めの、1グラムを歯ブラシに出し使用して誤飲や粘膜吸収をした場合、フッ素摂取量は1mgに相当します。
使用した1グラム歯磨き粉のうち50%(0.5グラム)の口残りで、フッ素0.5mgに相当します。
最新の判決ではフッ素化物0.7 mg/L (0.7ppm)水道水でも、粉ミルクで育った乳児の IQ に影響が出る可能性があると指摘しています。つまり乳児が飲む1日の水を1リットルとすると、フッ素化物を0.7mg /日を摂取することでのIQ低下リスク報告となります。
こちらも歯磨きの回数や毎日の歯ブラシにつける歯磨き粉の量、飲み込みがちな子供たちは、リスク指摘摂取量に近づく可能性があります。
乳幼児はフッ素を排泄できず、経口摂取した80~90%を長期間にわたって体内蓄積してしまうので注意
特に排泄機能が未成熟な子供がフッ素配合歯磨き粉を日常的に使用すると、吐き出しても一定量のフッ素が体内や脳内に蓄積され、長期間にわたって影響を受ける可能性が高まります。
乳幼児と大人では、フッ素の摂取後の排泄能力が大きく異なります。この違いは主に腎臓の機能成熟度に起因します。新生児や乳幼児は、腎臓の機能が未成熟なため、フッ素や添加物など化学物質を効率的に排泄する能力が低くなります。
大人と乳幼児のフッ素化物摂取による排泄と蓄積の比較
項目 |
大人 |
乳幼児 |
フッ素吸収率 |
50~60% |
80~90% |
尿中排泄割合 |
50~60% |
10~20% |
体内蓄積割合 |
40~50% |
80~90% |
排出までの期間 |
24~48時間 |
より長期間 |
骨への取り込み |
比較的少ない |
骨の形成過程で多く取り込まれる |
乳幼児では摂取したフッ素の約10~20%しか尿中に排泄されません。残りの80~90%は体内に保持され、骨の形成過程などに取り込まれます。腎臓の機能が成熟するにつれ、徐々にフッ素の排泄能力が向上しますが、完全に成熟するのは2~3歳以降です。
一方大人の場合は、腎臓が十分に発達しているため、摂取したフッ素の約50~60%が尿中に排泄されます。乳幼児では摂取したフッ素の80~90%が体内に保持されるのに対し、大人では40~50%程度です。リスクの差は、乳幼児は排泄効率が低いため、摂取すると体内や脳内にフッ素が蓄積しやすく、成育発達に影響を及ぼすリスクが高まります。
フッ素化物の排泄プロセスと乳幼児への蓄積リスク
フッ素は摂取後、胃や小腸で吸収され、血流を通じて骨などに取り込まれます。一部は唾液や汗で排泄されますが、大半は腎臓を通じて尿中に排出されます。健康な大人では摂取したフッ素の約50~60%が数時間以内に尿中に排出され、24~48時間で多くは体外に排出されます。
一方、乳幼児は腎機能が未熟で、摂取したフッ素の約80~90%が長期間にわたって体内や脳内に残り、骨や松果体などに蓄積されやすい状態にあります。このため、神経発達への影響が懸念されています。特に体重当たりの摂取量が多くなりがちな乳幼児は、大人よりも健康リスクが高いと考えられます。
このように、毎日の少量の誤飲や粘膜吸収でも蓄積による健康リスクが考えられるため、特に子供や妊娠中、授乳中のフッ素配合製品の使用については、各個人の十分なメリットとリスクの考察と自己選択が必要です。
そのうえで妊娠中や新生児の乳歯にも虫歯予防にフッ素塗布が必要と思う方は、歯科医院での歯科医師や歯科衛生士による処置が細心の注意と唾液吸引と共に行い、フッ素の誤飲や粘膜吸収の心配が少ない方法と考えられ、お近くの歯科医院に通院されることが推奨されます。
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今後のアメリカでの最新動向を見守っていきましょう。
愛する人にはオーラルピース