2020年6月6日「日本経済新聞」にてオーラルピースを紹介いただきました!
【「オーラルピース」のヨーロッパ市場展開開始について日本経済新聞に取り上げていただきました】
新型コロナウイルス(COVID-19)から家族を守りましょう
新型コロナウィルス(COVID-19)は変異の可能性も含めイタリア、スペイン、そしてアメリカ等に世界的な広がりを見せ、身近にもリスクが迫る可能性があります。
ワクチンが開発されていない今、疾患のある人や高齢者、乳幼児など感染した場合のリスクが高い人は、様々な方法で予防を心がけ、大切な家族の命を守っていければと思います。
手洗いうがいを徹底する、免疫力を上げる、充分な栄養や睡眠を取る、人が密集する場所には近づかない、手で顔を触らない、マスクをつける、などできる限りの予防策を徹底し、また世界中の叡知を結集して、この人類の危機を乗り越えていく必要があります。
さて、先日も「歯みがき・口腔ケアとウイルスについての見解」を発表させていただきましたが、「口腔ケアによるウイルス対策」の可能性についてお伝えできればと存じます。
ウィルスは単体では生きられず、細菌を媒介して繁殖します。そして体のすべての入り口である口や鼻から気道、体内に侵入します。
しかし、口の中の健康状態がウイルス感染の重症化と関係があるということは、あまり知られていないようです。
口の中の雑菌は、その代謝産物としてプロテアーゼやノイラミニダーゼなどの酵素を排出しています。プロテアーゼはタンパク質を破壊し、不潔な状態であると粘膜の弱い部分からウイルスが侵入しやすくなります。
歯科医師会による調査では、歯みがき・口腔ケアを徹底し、口腔内を清潔にするとインフルエンザ発症率が10分の1に激減したとの報告があります。
「適切なケアでインフルエンザの発症率が10分の1に」 神奈川県歯科医師会
https://www.dent-kng.or.jp/colum/basic/608/
インフルエンザウイルスと異なり新型コロナウィルス(COVID-19)は人類にとって未知であり対処方法は確立できていませんが、一つの予防策になりうると考えられます。
日頃から歯みがき・口腔ケアにより口腔内を清潔にしておくことが大切です。口腔ケア・歯みがきにより、口腔内の雑菌を減らし清潔にできることが示唆されています。
また外出した際、人が集まる場所、電車やバス、また多くの人と話した後、咳をしている人に出会った時など、感染予防を心がけられればと思います。
以上のことから、体の中の全ての入り口である「お口」の健康について意識し、いつも以上に歯みがき・口腔ケアにより口腔内を清潔に保つことを心がけていければと思います。
今後もワクチンが開発されるまで、大切な家族の命を守るためには、世界中の研究者や研究機関が発表する予防策について情報を集め、できる限りの予防策を講じていくことが大切と考えられます。
新型コロナウイルス(COVID-19)から家族を守りましょう
新型コロナウィルス(COVID-19)は変異の可能性も含めイタリア、スペイン、そしてアメリカ等に世界的な広がりを見せ、身近にもリスクが迫る可能性があります。
ワクチンが開発されていない今、疾患のある人や高齢者、乳幼児など感染した場合のリスクが高い人は、様々な方法で予防を心がけ、大切な家族の命を守っていければと思います。
手洗いうがいを徹底する、免疫力を上げる、充分な栄養や睡眠を取る、人が密集する場所には近づかない、手で顔を触らない、マスクをつける、などできる限りの予防策を徹底し、また世界中の叡知を結集して、この人類の危機を乗り越えていく必要があります。
さて、先日も「歯みがき・口腔ケアとウイルスについての見解」を発表させていただきましたが、「口腔ケアによるウイルス対策」の可能性についてお伝えできればと存じます。
ウィルスは単体では生きられず、細菌を媒介して繁殖します。そして体のすべての入り口である口や鼻から気道、体内に侵入します。
しかし、口の中の健康状態がウイルス感染の重症化と関係があるということは、あまり知られていないようです。
口の中の雑菌は、その代謝産物としてプロテアーゼやノイラミニダーゼなどの酵素を排出しています。プロテアーゼはタンパク質を破壊し、不潔な状態であると粘膜の弱い部分からウイルスが侵入しやすくなります。
歯科医師会による調査では、歯みがき・口腔ケアを徹底し、口腔内を清潔にするとインフルエンザ発症率が10分の1に激減したとの報告があります。
「適切なケアでインフルエンザの発症率が10分の1に」 神奈川県歯科医師会
https://www.dent-kng.or.jp/colum/basic/608/
インフルエンザウイルスと異なり新型コロナウィルス(COVID-19)は人類にとって未知であり対処方法は確立できていませんが、一つの予防策になりうると考えられます。
日頃から歯みがき・口腔ケアにより口腔内を清潔にしておくことが大切です。口腔ケア・歯みがきにより、口腔内の雑菌を減らし清潔にできることが示唆されています。
また外出した際、人が集まる場所、電車やバス、また多くの人と話した後、咳をしている人に出会った時など、感染予防を心がけられればと思います。
以上のことから、体の中の全ての入り口である「お口」の健康について意識し、いつも以上に歯みがき・口腔ケアにより口腔内を清潔に保つことを心がけていければと思います。
今後もワクチンが開発されるまで、大切な家族の命を守るためには、世界中の研究者や研究機関が発表する予防策について情報を集め、できる限りの予防策を講じていくことが大切と考えられます。
コロナウイルスと歯磨き・口腔ケアについての見解/オーラルピースプロジェクト
【新型コロナウイルス(COVID-19)と歯みがき・口腔ケアについての見解】
オーラルピースプロジェクトは、日本にコロナウィルスが上陸した2020年当初より、横浜港に停泊していたダイヤモンドプリンセス号への支援活動はじめ、クラスター発生施設への支援活動を行っています。
このたびオーラルピースプロジェクトサポーターの田中医師からの、口腔ケアとウイルス感染予防についての関連性の見解を転載いたします。非常時のなかで多くの皆さまの健康に少しでもお役に立てば幸いです。
====
口腔内は歯科医や耳鼻咽喉科・頭頚部外科医が診ることが多いと思います。オーラルピースサポートメンバーの耳鼻咽喉科医の一人として見解を述べます。
いま感染症科の領域で最近注目されているのが「なぜ歯磨き・口腔ケアをするとウイルス感染を防止ないし減少させる可能性があるのか、また重篤化を回避できる可能性があるのか?」ということだと思います。
インフルエンザウイルスを含め、ウイルスは核酸という遺伝子がカプシド(注:新型コロナウイルス(COVID-19)はエンベロープという別のタンパクにも包まれています)というタンパクのカプセルに包まれた構造になっています。
口腔内を含め腸管内の細菌もプロテアーゼ(プロテイナーゼ)というプロテイン(蛋白質)分解酵素を持っています。
不衛生な口腔環境にある口腔内にはたくさんの細菌が存在し多くのプロテイナーゼとウイルスのカプシドやエンベロープが接触します。
その結果インフルエンザウイルスをはじめとしたいくつかのウイルスはカプシドやエンベロープがタンパク分解酵素により分解されて、はじけるような状態になり、ウイルスが口腔粘膜を中心とする粘膜細胞に侵入しやすくなります。
口腔内の細菌叢を正常に保ち菌量を少なくするとインフルエンザウイルスの感染が成立しにくくなる、という理由はそこにあります。
消化器官粘膜にも侵入しやすくなるのかもしれませんが、耳鼻咽喉科医の私はその点について十分な知見を持ちあわせていません。
上記の機序から考えても、歯みがき・口腔ケアにより口腔内の細菌が減少すれば、ウイルス感染や重篤化(後述のように新型コロナウイルス(COVID-19)は未知ですが)の危険性を減少することに役立つ可能性があります。
今回のように、3,000名以上を乗せたダイアモンド・プリンセス号のような大規模クルーズ船での未知のウイルスの感染機会は、少なくとも記録の残る近現世では初めてのことだと思います。
新型コロナウイルス(COVID-19)に対する口腔粘膜を介した感染成立抑制が医学的に検証されているわけではありません。
しかし、一定の医学的根拠(エビデンス)がすでに存在すること、未知の脅威により人命に関わる緊急事態であること、などから考えてもリスク/ベネフィット比の観点からも、口腔ケアを行い口腔内を清潔に保つことは有意義なことと考えられます。
====
*新型コロナウイルス(COVID-19)は未知のものであり、これまでのウイルスと異なる点があると考えられます。しかし疾患のある方や高齢の方、乳幼児などリスクが高いと思われる方のために、考えうる予防策を講じそれぞれの命を守ることに繋がれば幸いです。本コメントは医療的行為ではなく、非常時における国民の健康に資する一つの見解として公表しました。(2020.03.10. Legally checked)
コロナウイルスと歯磨き・口腔ケアについての見解/オーラルピースプロジェクト
【新型コロナウイルス(COVID-19)と歯みがき・口腔ケアについての見解】
オーラルピースプロジェクトは、日本にコロナウィルスが上陸した2020年当初より、横浜港に停泊していたダイヤモンドプリンセス号への支援活動はじめ、クラスター発生施設への支援活動を行っています。
このたびオーラルピースプロジェクトサポーターの田中医師からの、口腔ケアとウイルス感染予防についての関連性の見解を転載いたします。非常時のなかで多くの皆さまの健康に少しでもお役に立てば幸いです。
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口腔内は歯科医や耳鼻咽喉科・頭頚部外科医が診ることが多いと思います。オーラルピースサポートメンバーの耳鼻咽喉科医の一人として見解を述べます。
いま感染症科の領域で最近注目されているのが「なぜ歯磨き・口腔ケアをするとウイルス感染を防止ないし減少させる可能性があるのか、また重篤化を回避できる可能性があるのか?」ということだと思います。
インフルエンザウイルスを含め、ウイルスは核酸という遺伝子がカプシド(注:新型コロナウイルス(COVID-19)はエンベロープという別のタンパクにも包まれています)というタンパクのカプセルに包まれた構造になっています。
口腔内を含め腸管内の細菌もプロテアーゼ(プロテイナーゼ)というプロテイン(蛋白質)分解酵素を持っています。
不衛生な口腔環境にある口腔内にはたくさんの細菌が存在し多くのプロテイナーゼとウイルスのカプシドやエンベロープが接触します。
その結果インフルエンザウイルスをはじめとしたいくつかのウイルスはカプシドやエンベロープがタンパク分解酵素により分解されて、はじけるような状態になり、ウイルスが口腔粘膜を中心とする粘膜細胞に侵入しやすくなります。
口腔内の細菌叢を正常に保ち菌量を少なくするとインフルエンザウイルスの感染が成立しにくくなる、という理由はそこにあります。
消化器官粘膜にも侵入しやすくなるのかもしれませんが、耳鼻咽喉科医の私はその点について十分な知見を持ちあわせていません。
上記の機序から考えても、歯みがき・口腔ケアにより口腔内の細菌が減少すれば、ウイルス感染や重篤化(後述のように新型コロナウイルス(COVID-19)は未知ですが)の危険性を減少することに役立つ可能性があります。
今回のように、3,000名以上を乗せたダイアモンド・プリンセス号のような大規模クルーズ船での未知のウイルスの感染機会は、少なくとも記録の残る近現世では初めてのことだと思います。
新型コロナウイルス(COVID-19)に対する口腔粘膜を介した感染成立抑制が医学的に検証されているわけではありません。
しかし、一定の医学的根拠(エビデンス)がすでに存在すること、未知の脅威により人命に関わる緊急事態であること、などから考えてもリスク/ベネフィット比の観点からも、口腔ケアを行い口腔内を清潔に保つことは有意義なことと考えられます。
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*新型コロナウイルス(COVID-19)は未知のものであり、これまでのウイルスと異なる点があると考えられます。しかし疾患のある方や高齢の方、乳幼児などリスクが高いと思われる方のために、考えうる予防策を講じそれぞれの命を守ることに繋がれば幸いです。本コメントは医療的行為ではなく、非常時における国民の健康に資する一つの見解として公表しました。(2020.03.10. Legally checked)
赤ちゃん・お子様の新型コロナウイルス(COVID-19)感染予防対策について/オーラルピースプロジェクト
赤ちゃん・お子様の外出、心配ですね。
手洗いやアルコール消毒も、またうがいやマスクも難しくお困りのママも多いと思います。
人混みの中を通らないといけない時もあるし、色々なものを口に入れてしまうし。うがいもできないし。
そんな時は、オーラルピースのスプレーを赤ちゃんやお子様のお口、お喉にシュッとするのも一つの予防対策と考えられます。
新型コロナウイルスを不活性化することは出来ませんが、お口の中をきれいにしてウイルスを拡散する酵素を減らすと、インフルエンザなどのウイルス感染率を10分の1にできるという歯科医師会の研究発表があります。
https://www.dent-kng.or.jp/colum/basic/608/
免疫力を上げる、人混みに行かない、マスクをする、手をきれいにするなどの基本的な予防も徹底しながら、お口の中をきれいにするという予防も。
ワクチンが開発されるまで、出来うる限りの様々な新型コロナウイルス(COVID-19)への予防策で、小さな命を守っていければと思います。
研究者や臨床医などのオーラルピースプロジェクトメンバーは、自分たちにできる研究や技術で、皆様とかけがえのない家族の健康を守ることに少しでも貢献できればと日々研究や情報発信に取り組んでいます。
オーラルピースプロジェクト