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コロナウイルスと歯磨き・口腔ケアについての見解/オーラルピースプロジェクト

【新型コロナウイルス(COVID-19)と歯みがき・口腔ケアについての見解】
オーラルピースプロジェクトは、日本にコロナウィルスが上陸した2020年当初より、横浜港に停泊していたダイヤモンドプリンセス号への支援活動はじめ、クラスター発生施設への支援活動を行っています。
このたびオーラルピースプロジェクトサポーターの田中医師からの、口腔ケアとウイルス感染予防についての関連性の見解を転載いたします。非常時のなかで多くの皆さまの健康に少しでもお役に立てば幸いです。
====
口腔内は歯科医や耳鼻咽喉科・頭頚部外科医が診ることが多いと思います。オーラルピースサポートメンバーの耳鼻咽喉科医の一人として見解を述べます。
いま感染症科の領域で最近注目されているのが「なぜ歯磨き・口腔ケアをするとウイルス感染を防止ないし減少させる可能性があるのか、また重篤化を回避できる可能性があるのか?」ということだと思います。
インフルエンザウイルスを含め、ウイルスは核酸という遺伝子がカプシド(注:新型コロナウイルス(COVID-19)はエンベロープという別のタンパクにも包まれています)というタンパクのカプセルに包まれた構造になっています。
口腔内を含め腸管内の細菌もプロテアーゼ(プロテイナーゼ)というプロテイン(蛋白質)分解酵素を持っています。
不衛生な口腔環境にある口腔内にはたくさんの細菌が存在し多くのプロテイナーゼとウイルスのカプシドやエンベロープが接触します。
その結果インフルエンザウイルスをはじめとしたいくつかのウイルスはカプシドやエンベロープがタンパク分解酵素により分解されて、はじけるような状態になり、ウイルスが口腔粘膜を中心とする粘膜細胞に侵入しやすくなります。
口腔内の細菌叢を正常に保ち菌量を少なくするとインフルエンザウイルスの感染が成立しにくくなる、という理由はそこにあります。
消化器官粘膜にも侵入しやすくなるのかもしれませんが、耳鼻咽喉科医の私はその点について十分な知見を持ちあわせていません。
上記の機序から考えても、歯みがき・口腔ケアにより口腔内の細菌が減少すれば、ウイルス感染や重篤化(後述のように新型コロナウイルス(COVID-19)は未知ですが)の危険性を減少することに役立つ可能性があります。
今回のように、3,000名以上を乗せたダイアモンド・プリンセス号のような大規模クルーズ船での未知のウイルスの感染機会は、少なくとも記録の残る近現世では初めてのことだと思います。
新型コロナウイルス(COVID-19)に対する口腔粘膜を介した感染成立抑制が医学的に検証されているわけではありません。
しかし、一定の医学的根拠(エビデンス)がすでに存在すること、未知の脅威により人命に関わる緊急事態であること、などから考えてもリスク/ベネフィット比の観点からも、口腔ケアを行い口腔内を清潔に保つことは有意義なことと考えられます。
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*新型コロナウイルス(COVID-19)は未知のものであり、これまでのウイルスと異なる点があると考えられます。しかし疾患のある方や高齢の方、乳幼児などリスクが高いと思われる方のために、考えうる予防策を講じそれぞれの命を守ることに繋がれば幸いです。本コメントは医療的行為ではなく、非常時における国民の健康に資する一つの見解として公表しました。(2020.03.10. Legally checked)

2020-03-10T12:28:09+09:00

コロナウイルスと歯磨き・口腔ケアについての見解/オーラルピースプロジェクト

【新型コロナウイルス(COVID-19)と歯みがき・口腔ケアについての見解】
オーラルピースプロジェクトは、日本にコロナウィルスが上陸した2020年当初より、横浜港に停泊していたダイヤモンドプリンセス号への支援活動はじめ、クラスター発生施設への支援活動を行っています。
このたびオーラルピースプロジェクトサポーターの田中医師からの、口腔ケアとウイルス感染予防についての関連性の見解を転載いたします。非常時のなかで多くの皆さまの健康に少しでもお役に立てば幸いです。
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口腔内は歯科医や耳鼻咽喉科・頭頚部外科医が診ることが多いと思います。オーラルピースサポートメンバーの耳鼻咽喉科医の一人として見解を述べます。
いま感染症科の領域で最近注目されているのが「なぜ歯磨き・口腔ケアをするとウイルス感染を防止ないし減少させる可能性があるのか、また重篤化を回避できる可能性があるのか?」ということだと思います。
インフルエンザウイルスを含め、ウイルスは核酸という遺伝子がカプシド(注:新型コロナウイルス(COVID-19)はエンベロープという別のタンパクにも包まれています)というタンパクのカプセルに包まれた構造になっています。
口腔内を含め腸管内の細菌もプロテアーゼ(プロテイナーゼ)というプロテイン(蛋白質)分解酵素を持っています。
不衛生な口腔環境にある口腔内にはたくさんの細菌が存在し多くのプロテイナーゼとウイルスのカプシドやエンベロープが接触します。
その結果インフルエンザウイルスをはじめとしたいくつかのウイルスはカプシドやエンベロープがタンパク分解酵素により分解されて、はじけるような状態になり、ウイルスが口腔粘膜を中心とする粘膜細胞に侵入しやすくなります。
口腔内の細菌叢を正常に保ち菌量を少なくするとインフルエンザウイルスの感染が成立しにくくなる、という理由はそこにあります。
消化器官粘膜にも侵入しやすくなるのかもしれませんが、耳鼻咽喉科医の私はその点について十分な知見を持ちあわせていません。
上記の機序から考えても、歯みがき・口腔ケアにより口腔内の細菌が減少すれば、ウイルス感染や重篤化(後述のように新型コロナウイルス(COVID-19)は未知ですが)の危険性を減少することに役立つ可能性があります。
今回のように、3,000名以上を乗せたダイアモンド・プリンセス号のような大規模クルーズ船での未知のウイルスの感染機会は、少なくとも記録の残る近現世では初めてのことだと思います。
新型コロナウイルス(COVID-19)に対する口腔粘膜を介した感染成立抑制が医学的に検証されているわけではありません。
しかし、一定の医学的根拠(エビデンス)がすでに存在すること、未知の脅威により人命に関わる緊急事態であること、などから考えてもリスク/ベネフィット比の観点からも、口腔ケアを行い口腔内を清潔に保つことは有意義なことと考えられます。
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*新型コロナウイルス(COVID-19)は未知のものであり、これまでのウイルスと異なる点があると考えられます。しかし疾患のある方や高齢の方、乳幼児などリスクが高いと思われる方のために、考えうる予防策を講じそれぞれの命を守ることに繋がれば幸いです。本コメントは医療的行為ではなく、非常時における国民の健康に資する一つの見解として公表しました。(2020.03.10. Legally checked)

2020-03-10T12:28:09+09:00

赤ちゃん・お子様の新型コロナウイルス(COVID-19)感染予防対策について/オーラルピースプロジェクト

赤ちゃん・お子様の外出、心配ですね。
手洗いやアルコール消毒も、またうがいやマスクも難しくお困りのママも多いと思います。
人混みの中を通らないといけない時もあるし、色々なものを口に入れてしまうし。うがいもできないし。
そんな時は、オーラルピースのスプレーを赤ちゃんやお子様のお口、お喉にシュッとするのも一つの予防対策と考えられます。
新型コロナウイルスを不活性化することは出来ませんが、お口の中をきれいにしてウイルスを拡散する酵素を減らすと、インフルエンザなどのウイルス感染率を10分の1にできるという歯科医師会の研究発表があります。
https://www.dent-kng.or.jp/colum/basic/608/
免疫力を上げる、人混みに行かない、マスクをする、手をきれいにするなどの基本的な予防も徹底しながら、お口の中をきれいにするという予防も。
ワクチンが開発されるまで、出来うる限りの様々な新型コロナウイルス(COVID-19)への予防策で、小さな命を守っていければと思います。
研究者や臨床医などのオーラルピースプロジェクトメンバーは、自分たちにできる研究や技術で、皆様とかけがえのない家族の健康を守ることに少しでも貢献できればと日々研究や情報発信に取り組んでいます。
オーラルピースプロジェクト
  

2020-03-04T12:25:32+09:00

赤ちゃん・お子様の新型コロナウイルス(COVID-19)感染予防対策について/オーラルピースプロジェクト

赤ちゃん・お子様の外出、心配ですね。
手洗いやアルコール消毒も、またうがいやマスクも難しくお困りのママも多いと思います。
人混みの中を通らないといけない時もあるし、色々なものを口に入れてしまうし。うがいもできないし。
そんな時は、オーラルピースのスプレーを赤ちゃんやお子様のお口、お喉にシュッとするのも一つの予防対策と考えられます。
新型コロナウイルスを不活性化することは出来ませんが、お口の中をきれいにしてウイルスを拡散する酵素を減らすと、インフルエンザなどのウイルス感染率を10分の1にできるという歯科医師会の研究発表があります。
https://www.dent-kng.or.jp/colum/basic/608/
免疫力を上げる、人混みに行かない、マスクをする、手をきれいにするなどの基本的な予防も徹底しながら、お口の中をきれいにするという予防も。
ワクチンが開発されるまで、出来うる限りの様々な新型コロナウイルス(COVID-19)への予防策で、小さな命を守っていければと思います。
研究者や臨床医などのオーラルピースプロジェクトメンバーは、自分たちにできる研究や技術で、皆様とかけがえのない家族の健康を守ることに少しでも貢献できればと日々研究や情報発信に取り組んでいます。
オーラルピースプロジェクト
  

2020-03-04T12:25:32+09:00

美容系Web「MAQUIA(マキア)」にてオーラルピースを紹介いただきました!

【美容マガジン「MAQUIA(マキア)」オンラインにてオーラルピースをご紹介いただきました!!】
「オーラルケアちゃんとできていますか?きれいな歯と息の作り方、教えます」
現役歯科医として勤務しながらモデルとしても活躍するJunko Kato(かとう じゅんこ)さん、そしてマキア編集部オススメのケアアイテムとしてオーラルピースをご紹介いただきました。
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編集部も注目!ワンランク上の機能を備えたアイテム
約10年にわたる乳酸菌ペプチドの研究から生まれた、水と植物原料のみでつくられた歯みがき&口腔ケアジェル。1本で歯みがきと口腔ケア、保湿が叶う。
記事は

2020-03-03T17:47:59+09:00

うがいや吐き出しのできないペット(犬・猫)に与えてはいけない成分とはどのようなものでしょうか?

世界には頭数と同じ個性や体質があり、一概には特定できませんが、以下のようなものが避けるべき成分と言われています。詳細は各自でインターネットでお調べください。

当研究チームでは、自分自身の子供にも本当に積極的に使用したいかしたくないかを考え、世界中の大切なお子様、ペットに提供する製品として、一般的にニュースとなっているリスクのある成分の配合は行わない様、皆様にとってリスクがないように日々調査研究し努めています。

新生児
お母様の母乳や赤ちゃん用のミルクなど、添加物のない栄養分が健康に良いと思います。
アルコールや化学物質、医薬品、刺激物は医師の判断を必要とします。

ペット(犬猫の場合)
人間よりも臓器は小さいので、人間の新生児に有害成分とされるものは動物・生物として同じくリスクの可能性。
犬:キシリトール、チョコレート、アルコール(エタノール、BG、PG)、カフェイン等
猫:ブドウ、キシリトール、アルコール(エタノール、BG、PG)等

その他
・添加物が気になる方は、生物学的に猫には犬より合成保存料の「安息香酸ナトリウム」は忌避成分とされていますので、犬用製品の併用の際にはご留意ください。
外部調査結果
ネコ
2.39%の安息香酸を含む餌を摂取した28匹のネコは、神経過敏、興奮,平衡および視覚喪失などの中毒症状を呈した。ネコの感受性はグルクロナイド生成不全の所為であり、毒性は単回投与では0.45g/kg、反復投与では0.2g/kgを超える用量で発現する。(Bedford & Clark, …

2024-02-27T06:04:18+09:00
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