歯周病とは?
厚生労働省の調査によると、日本人の70%の人が歯周病にかかっているとのことです。 原因となる菌はもともと口腔内にいるわけではなく、外部から感染することが分かりました。 近年の研究で、歯周病は全身に影響を及ぼすことが分かり、特に糖尿病とは密接な関係があることも判明しました。 また歯周病は、メタボリックシンドローム、早産・低体重児出産にも影響しているといわれています。 ...
一般的な虫歯の予防方法は?
(1)歯を磨いてプラーク(歯垢、バイオフィルム)を歯に付けないようにする (2)糖分の摂取量を減らす (3)糖分の摂取回数を減らす (4)歯質の強化を図る ...
原因菌が口内にいなければ、口の中や歯間に食べ物が残っていても虫歯や歯周病になりませんか?
なりません。 酸を作る菌がいなくなれば、お口の中を酸性状態にならず歯は溶けません(脱灰しません)ので虫歯の進行は止まると考えられます。 しかし、現実には完全に原因菌をゼロにすることは不可能と思われます。 歯磨きなどの物理的処理で食べかすを除去することが好ましいでしょう。
虫歯菌の退治方法は?
口中には様々な細菌が存在します。 虫歯菌は酸によって他の細菌を殺したり、テリトリー広げる事で繁殖を続けます。 虫歯菌が他の細菌に比べて繁殖力が強い原因は、プラーク(歯垢、バイオフィルム)にあります。 虫歯菌は硬い物に付着すると周囲にバリアを形成し、このバリアが薬剤や酸などの侵入を防ぎます。 ...
虫歯菌はどのように感染しますか?
感染経路については明確になっていません。 赤ちゃんの頃には口腔内に存在しませんが、口移し、食べ物に入っている、産道で感染すると言う説などもあります。
虫歯の出来るメカニズムは?
(1)お口の中の虫歯菌が、食べ物の中の砂糖を栄養に、歯の表面にネバネバしたバリア・物質をつくります。 (2)そのネバネバした物質の中に虫歯菌や他の細菌が住みつき増殖していきます。これがプラーク(歯垢、バイオフィルム)といわれるものです。 (3)プラークの中の虫歯菌は食べ物の中の「糖質」を材料に酸をつくり、しだいに歯のエナメル質を溶かしはじめます。 これが虫歯です。「糖質」は砂糖だけでなく米やパンにもたくさん含まれており、普通の食事の中に含まれています。
虫歯の原因となる細菌とは?
虫歯の原因となる細菌は、連鎖球菌や乳酸桿菌(にゅうさんかんきん)、放線菌などです。 具体的には、連鎖球菌の中のストレプトコッカス・ミュータンス、ストレプトコッカス・サリバリュース、ストレプトコッカス・サンギュース、ストレプトコッカス・ミリスなどがあります。 乳酸桿菌ではラクトバチラスが、放線菌ではアクチノマイセス・ビスコーサスも虫歯を引き起こします。 これらの細菌のうちで、虫歯のいちばんの原因で特に重要なのはグラム陽性菌のストレプトコッカス・ミュータンスです。
口腔内には細菌がいるのでしょうか?
口腔内には様々な細菌(常在菌)がいます。 常在菌の役割は、口の中の細菌のバランスをとり、健康を保つのに役立っています。 ところが、何らかの原因によってそのバランスが崩れ、口腔内の一部の菌が多く繁殖すると虫歯や歯周病、誤嚥性肺炎の原因になったりするのです。